ARMSブログ2話「酔いは覚めたか」

第2話「酔いは覚めたか」


僕が産まれてすぐの頃にはカートコバーンは死んでいて、グランジブームは去っていて、もうニルヴァーナの名前を出すのも恥ずかしいみたいな風潮があって、中二病なんて言葉ができていた。


バブルの時代なんてのは歴史の教科書に載っているくらいの大昔のことで、金なんて常になくて、マイホーム、車、結婚みたいな普遍とされた幸福もピンとこなくて、少ない初任給は趣味に使った。


戦争なんて遠い国の出来事で、戦う必要はなくて、戦う理由もなくて、戦う相手もいなかった。


「現代にあるのは 魂の闘争––––


タイラーに憧れた。

インターネットで知った、影響力のある人たち。

僕の言いたいことは、誰かが言ってくれる。

親父から口酸っぱく言われた「他人に迷惑をかけるな」

僕より優れた人がいるのはインターネットで知っている。

見えない手に頭を抑えつけられている感覚。

口を塞いで孤独に生きろ。


「今、この場で死んだら、お前の人生をどう思う」


僕は、タイラーに憧れていた。



「しばらく泊めてくれ」

僕の家を突然訪ねて来た夜景氏は、手に小さな鞄。その中に簡単な着替え、ジャックダニエルの瓶しか持っていなかった。断る理由はなかった。


夜景氏は僕の幼少の頃からの親友だ。特にやることもない僕の部屋で、夜景氏と僕は格闘ゲームを夜通しやった。飲み慣れていないジャックダニエルを飲みながら。


僕が大学に行っている間、夜景氏は僕の部屋で過ごした。親に黙って泊めている。僕の親に心配され、連絡されても困るから。当然親が家にいる間は夜景氏は息を殺していた。自由が許されない空間。文を書き、それでもやることがないときは格闘ゲームをやった。


そんな生活を1ヶ月半続けた頃、彼の格闘ゲームの技術は恐ろしいほど向上していた。僕が3年間続けていたゲームであったが、10本先取をやれば僕が彼に勝つことはできなくなっていた。この話についてはまた機会があれば書こうと思う。もう何年も前のことだ。


夜景氏が持ち込んだジャックダニエルがなくなりそうになった晩。彼と対戦しながらした会話を、僕は今でも覚えている。



残業が終わり、家に帰る頃には日付が変わっている。

買ったまま読んでいない小説がある、みんながやっているソーシャルゲームがある、週末は話題の映画を見に行こうか。でも、僕はもう習慣になってしまった毎日やっている変わり映えのしない対戦ゲームを起動する。


ゲームセンス、熱量、やり込む時間。僕にはどれも足りていない。上位勢、プロゲーマーにはどうやっても勝てない。頭の隅では理解しているのかもしれない。



「このままやっていったらさ」

ジャックダニエルをストレートで煽る。

「お前全1になるんじゃねえの」


彼は最後のジャックダニエルを煽りながら言った。

「そうかもな」


夜景氏は笑って、僕も笑った。



ゲームを起動する。続けるだけ無駄かもしれない作業を、今日も一日の最後にする。なぜ辞めないのか、自分でもわからない。


あのときの酔いが、まだ残っているのかもしれない。



このARMSブログは、雨の日に部屋にこもり、ひとり小躍りをしながら洋楽を聴いてる時が一番テンションが上がる根暗オタク、コータローが、任天堂から発売された「ARMS」のトッププレイヤー12名にオンライン対戦にて挑み、勝利し、たとえそれが10回に1回偶然勝てただけだの産物だとしても自分が最強であると豪語するのが目的の、これまた根暗なブログです。

でした、が。読者の皆様に謝らないといけないことがあります。薄々気が付いているかもしれませんが、ARMS、まったくやってません。起動すらしてません。スプラトゥーンをやってます。


さて皆さん。スプラトゥーン2、スプラ専門のプロゲーマーが多く誕生したり、直近のアプデでついにレート制、ウデマエXが追加されたり、今非常に熱いですね。

ウデマエXになるにはS+帯で連勝を重ね、S+10にならないといけないので一苦労! でもブキごとにランキングが設定されたので、有名プレイヤーを見ているだけでも楽しいですね!


んなわけねえだろ


今後のゴール

S+50がいわばカンスト、前まではそこを目指しやっていたが、残念ながらアプデまでに間に合わなかった。レート制になったことで上限がなくなってしまった。

目標がなくなってしまったのである。

しかしながら、レート制になったことで可視化されるようになったことがある。それは最強という称号だ。

使用ブキごとのレートがランキングで表示されるようになった。当然自分のブキで最強を目指す、が、上記した通りスプラトゥーンはプロゲーマーが存在するほどプレイ人口が多い。なんか人口少なそうだし、スタートダッシュすれば上位いけんじゃね?みたいな軽いスタンスで始めたARMSとは違う。スプラ上位勢を見るほど、不安を覚える。これいけんの?と。


でも不安は覚えるのはいいことかも知れない。ある程度現実的に見れているからだ。自分に足りないものはわかるくらいにはこのゲームをやった。


申し訳ないのだが、対戦の考察、立ち回り、対策等は今回は書けない。まだXやれてないから。今からやるから。それについては次回書こう。早く戦いたいんだよ、おれは。書いてる場合じゃねえ。数をこなす。その中で見つける。楽しみで仕方がない。酔いはまだ、覚めていないようだ。


シャイマスには絶対負けない。麻美々めっちゃえっちだけど。今はやらない。マッチング待ちのときくらいしかやらない。麻美々には、絶対負けない。


続く