ポケカ3

ポケカ3


この前組んだシャンデラデッキがめちゃめちゃ強い。2ターンでシャンデラを立て、ヤレユータンの特性でデッキトップにさらにシャンデラを置く。1エネで撃てるソウルバーナーを撃ち続けベンチにもシャンデラを立てる。命の炎を絶たないよう。デッキが少なくなってきた頃合いでおもむろにエースバーン を立てきっちり190ダメージを取る。


最初は笑いが止まらなかった。

2ターン目に非GXポケモンから期待値190ダメージが飛び続けるわけだから爽快にも程がある。1人デュエル(デッキを2つ用意し、自分で両方のデッキをプレイするという強者のみ行える余りにも悲しいデュエル)では環境トップのピカゼクにもまあまあ勝てる。さすがにピカゼクは強く、ソウルバーナーが下ぶれて次のシャンデラが立たなかったときや、ダメージを耐えられてきっちり交換から処られるのを繰り返されたりしたらかなり厳しい。が、やっぱり上ブレることもある為、強いことには変わりない。

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運だけの春日のシャンデラが実力の若林のピカゼクをワンパンしたシーン。

(10+60×5+ガオガエンの特性+30=340ダメージ出てます)


だが同時に、ソウルバーナーを撃った後にはいつも虚しさが残った。

「おれはこれでいいのか……?」

シャンデラデッキは構築がほとんど変わらない。ソウルバーナーから繰り出せるのは炎ポケモンだけである。その為必然的に炎ポケモン、その上でベンチに出て仕事をする強い特性を持ったポケモンをデッキに組み込む必要がある。そうなると数はかなり限られてくる。大体が、エネをつけれるバシャーモ、フィニッシャーのリザードン、アタッカーのエースバーン。この辺りは必須ポケモンである。ベンチから相手を引きずり出せるキュウコンやデッキから直接トップに置けるマグカルゴも採用したが、まあ誤差である。非GXポケモン主体かつ、ダメージが安定しないこのシャンデラデッキはとにかく目の前の相手を殴ることが1番勝利に直結する。

ふとこんな気持ちが芽生えた。


構築力とプレイングで勝ちた〜い


そんなわけで新拡張のカードも公開され始めたので、次の環境を生き抜くために新たにデッキを構築した。

シャンデラデッキも強いし、炎の御三家が並びまくって見た目も良い、しかも強い炎ポケモンが出るたびに生まれ変わるポテンシャルがあるため、今後もガンガン使っていきます)

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※新弾のカードがまだ公式デッキ作成ツールに反映されていないため、

ドロンチ→ドラパルトV

ドラパルト→ドラパルトVmax

ネットボール→回収ネット

鋼エネルギー→ホラー超エネルギー

に置き換えてください。

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ドラパルト、剣盾で見た目が1番すこ。性能見た目共に最強格のポケイモン。


ドラパルトVが追加されたのかなり嬉しい。前拡張ですでに2進化ドラパが追加されていたのでVはこないかと思ってた。イラストアドバンテージもかなり取れている。(前拡張のドラパはかなりブサイクだった)

性能に注目しよう。まず体力。今も環境でぶいぶい言わせてるザシアンVは220、ピカゼクは240という数字からも分かる通り、新システムVmaxの320という体力はかなり高い。よっぽどのことがない限り相手の攻撃を一発耐えてくれるだろう。その代わり、やられた時に取られるサイドは3枚(ポケカは6枚サイドを取られたら負けです)。まあこれはタッグGXのポケモン全員に当てはまるデメリットなので普通。320という高い体力を生かしていきたい。どんな努力値の振り方をしたらこんなに固いドラパになるんだ。

テンプレート戦術としてはタッグGXで殴りつつ、相手の攻撃を耐え、マオスイでベンチに下げて回復し、別のアタッカーを出すというのがポケカでよく見る光景だ。

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シンプルに強い。


マオスイも高い体力を生かす正解の一つに違いはないが、ドラパVmaxのもう一つの点に注目したい。

技エネが2つでメインウェポンが使える。

これがかなりデカい。三神ザシアンもピカゼクもなぜ環境トップなのか、それはエネ加速が容易で安定するからである。

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ザシアンは特性で、ピカゼクはフルドライブでベンチにいるもう一体のザシアン、ピカゼクにエネをはれ、臨戦態勢になれる。(強い理由は他にもたくさんあるが)


超エネルギー2つで技を撃てるドラパVmaxはこの点をカバーしやすい。

つまり、マオスイでベンチに残してエネルギーを温存する必要はあまりないということである。そこでクチナシギミックだ。

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相手から攻撃を受けた瀕死のドラパVをクチナシでトラッシュのアクジキングと交換。160ダメージ以上受けていたならアクジキングの1枚しかサイドを取られないし、それ以下なら新カード回収ネットでアクジキングを回収し、サイドを取らせない動きができる。

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クチナシギミック、最初聞いたときはマジで頭良いと思った。最初にやった人多分大学出てる。


この回収ネット、インターネットでは回収する範囲が明記されていないため、トラッシュからポケモン回収したり、サイドから直接回収したり、あげく胸ポケットに仕込んだポケモンカードを回収しようとする人が沸いていたが、普通に場からしか回収できない。トラッシュに行ったポケモンはもう自分のポケモンとは見なさないという宗教観が透けるカードでもある。

回収ネットは面白い性能ゆえ、様々なコンボが考案されている。全部書くと長くなるので割愛。1番強いと思ったのはやっぱりというかなんというかジラーチを回収する動きだ。

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ジラーチ。安定してアドバンテージを取れる便利カード。その安定感はすき家の高菜明太マヨ牛丼に匹敵する。ねがいごとポケモンじゃなくて高菜明太マヨポケモンに図鑑を変えろ(前にも書いたなこれ)。


1ターン目は技が使えない+先攻プレイヤーの1ターン目はサポートカードが使えない。が、特性は別である。1ターン目からも使える。だからとりあえずジラーチ、とりあえず高菜明太マヨ、といった感じでどのデッキにも4枚入っている。特性を使うと眠りになりバトル場から退かせないが、今まではエスケープボードでそのデメリットを消していた。

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このエスケープボードの代わりを回収ネットでいいんじゃね?というのが今回の構築だ。正直エスケープボードがついたジラーチも、バトル場でやられた別のポケモンの次の手で出し、クッションのかわりにする動きがバカ強いので迷い所ではある。が、上記したクチナシギミック、またジラーチを回収することで普通ならジラーチと共存できなかったブルーの探索が採用できる。

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好きなカード2枚持ってこれたらそりゃ強えど(千鳥大悟)

ジラーチ採用するならブルーは採用できない、そんなジレンマを解決します。

2ターン目でジラーチねがいぼしから回収ブルーの探索されたら僕なら発狂します。

あとはまあ、ドラパVmaxのベンチにもダメージを与えられる性能を生かし、フィニッシャーでイベルタルGXを採用。

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ベンチの無傷のGXポケに4つダメカンを乗っけて引きずりだしてデスカウントGXでフィニッシュや!

忘れてたけど新弾でサカキ(相手のベンチ引きずり出せる)あるので入れます。多分ダート自転車あたりと交換かなぁ。

エネルギー加速手段がないためビート君を採用してます。あまりにも彼がなさけなかったらしょうがないのでエスパーの加速手段であるカラマネロを採用しますが、ポケモン多いと事故るからあんまり採用したくないです。ビート君に頑張って貰いたい。見た目も美しい。彼は僕が初めて当てた思い入れのあるSRカードなので。次の環境はこのドラパルトとビート君で頑張って行こうと思います。ありがとうございました。

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