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また文章を書く時期がやってきました。準備運動をしないと普段書いていないぶん「複雑骨折」みたいな文章が出来上がってしまうので日記書きます。日記というか、先日観たガルパンの感想を書きます。
ガルパンの映画見てきた
劇場版ガールズ&パンツァーを観てきました。
アニメ映画には珍しく総集編なしの2時間フル尺だったのですが、頭から終わりまで「おもしれぇ〜〜〜〜」の一言。あまりの爽快さに劇場を出たあと今なら取材カメラに向かって「ガルパン、最高〜〜〜!!!!」と叫ぶ邦画のクソCMに出れるという気分になるほど。もちろん取材カメラはなく劇場は3割程度しか埋まってませんでしたが。
冒頭、いきなり戦闘シーンから始まります。というか映画の8割方戦闘シーンに割かれます。マッドマックスと同じくらい戦いっぱなしです。しかし、戦闘シーンばかりで飽きるかというとそうじゃない。腹に響く砲弾の発射音で幕が明けたかと思うと砲塔からの主観にカメラが切り替わる、頬をかすめる砲弾の音、かと思えば目の前を戦車が駆けてゆく、砲撃、着弾、射撃先の敵機のリアクションは……? カメラアングル、全て見たいときに見たいものが来る、そしてそれを裏付ける音響、一貫しているのは全て戦車が映える構図なのだ。始まりからこんなものを見せられて何かとんでもないものが始まるのではと胸が騒ぐ。息を飲んでいると静寂に包まれた戦車室内にカメラが切り替わり、ダージリンの気品のある「落ち着きなさい」の台詞。
どうでしょうか。僕はこの冒頭10分で「ああ、自分は戦車道を志す女子学園の生徒もとい兵なのだ」ということを思い出しました。
それほど没頭してしまう戦闘シーンなんですよ。
まあ戦闘シーンはもう観てもらわないと伝わらないので、カチューシャの話をします。
カチューシャとは皆さんご存知の通り北海道網走市出身のプラウダ高校の隊長を務める三年生の地吹雪のカチューシャです。
僕はカチューシャにアイキャントストップマイラブフォーユーにもほどがあるのですが、なぜカチューシャの話かと言いますと、この映画、カチューシャの成長の話でもあるんですよ。
話筋は割愛しますが、カチューシャ率いるプラウダ高校は大洗女学園の存亡をかけた大洗女学園と大学選抜チームとの戦いに参加することになります。
見所のひとつなのですが、各高校にはテーマ曲があります。各高は実在する国をモチーフにしていて、その国の伝統の歌をアレンジしているのですが、弾丸とキャタピラの音が支配する戦場においてテーマ曲と共に各高が登場するのはコミュニタリアニズムの具現化といいますか、やはり自分の高校を示す存在感があります。登場曲ってやはり大事で、
なかやまきんに君 マグマスパゲティ
カチューシャのプラウダ高校のテーマ曲は
This ain’t a song for the broken hearted
(これは失恋野郎に対する歌じゃない)
ロシアの民謡であるその名も「カチューシャ」という曲なのですが
No silent prayer for the faith departed
(信仰をなくした奴への静かなる祈りでもない)
I ain’t gonna be just a face in the crowd
(俺は群衆に紛れる顔にはならない)
You're gonna hear my voice when I shout it out loud
(俺が大声で叫ぶとき、お前は俺の声を聞くだろう)
ーーーーーーIt's my lifeーーーーー
it's nowor never I ain’t gonna live forever
I just want to live while i'm alive
It's my life
my heart is like the open highway
like Frankie said, I did it my way
I just wanna live while I'm alive
It's my life
なかやまきんに君 マグマスパゲティ